tenshi-hanyan– Author –
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第14話 花束とぬいぐるみが運んだ想い|不安な夜に寄り添う天使
花束は、やがて病院へと運ばれていきました。 白い廊下を抜け、病室のドアが静かに開きます。 「お疲れさま、今日はいい日だったよ。」 旦那さんは少し照れたように笑いながら、奥さんのベッドの横に花束を置きました。 その横には、ふわふわの小さなクマ... -
第13話 花束に込めた優しさ|届け、心のあかり
神様 神様:「ハニャン、この前の運動会も良かったけれど、今日は“贈り物の優しさ”を見に行ってみないかい? もしかすると、そこから優しさの連鎖が見れるかもしれないよ。」 ハニャン:「優しさの連鎖!? わぁ〜…なんだかぽかぽかする響きだね!」 く... -
第12話 優しさの連鎖を探して🌈|くぅちゃんと一緒に歩む旅
優しさがつながる場所へ 〜新しいミッションのはじまり〜 ⸻ 天界に戻ったハニャンは、神様の前でちょこんと座った。 くぅちゃんも、いつものようにハニャンの腕の中にいる。 「ねぇ神様、ハニャン、この前からいろんな優しさを見てきたの。 小さな傘でおば... -
第11話 ハニャンが見た優しさの勇気|成果より心を選んだ子どもたち
運動会のグラウンド。 さっきまでリレーで盛り上がっていた空気が、またピリッと緊張感に包まれている。 今度は「かけっこ」の決勝。 スタートラインに並んだ子どもたちの顔は真剣そのものだ。 「よーい……ドン!」 笛の音と同時に、一斉に走り出す子どもた... -
第10話 優しさはバトンのように渡される💝|“がんばれ”がつなぐ心
「神様、また続きがあるかもしれないから、ハニャンもう一回行って見てくるね!」 そう言うと、ハニャンはくぅちゃんをぎゅっと抱えて、パタパタっと人間界へ飛び立ちました。 雲の影からそっとのぞくと、ちょうど別の競技が始まるところでした。 そこに、... -
第9話 がんばれが届くとき、心は輝く✨|小さな応援の魔法
くぅちゃんをナデナデしながら、ハニャンはふとつぶやきました。 「ねぇ、くぅちゃん。最近、人間界って優しいこと多いよね〜」 すると、ふわっと温かい声が響きます。 「じゃあ今日は、“応援の優しさ”を探してきてごらん」 それは神様の声でした。 「おー... -
第8話 ハニャンと神様の会話|純粋な想いが奇跡を呼ぶ
雨の日の出来事から、ハニャンは天界に戻ってきました。 くぅちゃんを片脇に抱えて、トコトコ歩いていくと、 雲の上の広場に神様が待っていました。 「おかえり、ハニャン。今日はどんなことを見てきたんだい?」 ハニャンは目をキラキラさせて、 あの小さ... -
第7話 傘がつないだ奇跡|偶然の再会と優しさの連鎖
小さな女の子は、雨の中をランドセルで頭を覆いながら走って帰ってきた。 家の前に着くと、玄関からお母さんの声がした。 「おかえり。…あれ?傘は?」 女の子は少し息を切らせながら答える。 「急に雨が降ってきて、おばあちゃんが困ってたから傘を貸して... -
第6話 はじめて見た人間界の優しさ|小さな傘と大きな癒しの物語
ある夜、ハニャンはふわふわの雲の上でくぅちゃんと並んで座っていました。 「ハニャン、今日は人間界を見てきてごらん。」 くぅちゃんが優しく言いました。 「にんげんかい…?」 ハニャンは小さく首をかしげます。 「そこには、ハニャンの知らない優しさ... -
第5話 夢の中のくぅちゃん|優しさが生んだ癒しの奇跡
ハニャンは、朝からワクワクしていました。 今日はね、思いついた“ハニャ活”をやる日なんです。 「そうだ! クタクタになるまでがんびったくぅちゃんを、 たくさん、よしよしナデナデしてあげなきゃっ!」 くぅちゃんを両手でぎゅっと抱きしめ、 「クタク...