第4話 癒しの第一歩

雲の上の庭。

ハニャンはくぅちゃんを抱えて、もじもじしていた。

「優しさ集め活動…? 癒し癒される活動…? う〜ん、ちょっと長いなぁ…」

(名前があると、その活動はもっと特別になるんだがな…)

くぅちゃんの中に宿るラファエルの心の声が、そっと響く。

くぅちゃんはただ、静かにハニャンの腕の中で揺れていた。

ハニャンは空を見上げて、ぱっと笑顔になる。

「そうだ! ハニャンのする活動だから…ハニャ活! ハニャ活にしよう!」

名前をつけたら、胸の奥がふわっと温かくなる。

やりたい気持ちがぽんぽこぽんに広がっていく。

「ハニャ活って…何したらいいかなぁ?」

ハニャンは指を一本立てて、数えはじめた。

「えっと…にこにこ笑うのもハニャ活。

『大丈夫だよ』って言ってあげるのもハニャ活。

あっ! がんびったねって、よしよししてあげるのも大切なハニャ活!」

ハニャンはくぅちゃんをぎゅっと抱きしめて、耳をなでた。

「くぅちゃんはクタクタになるまでがんびって、本当にえらいね。よしよし…」

(ふふ…それも立派な優しさだ)

ラファエルの心の声が、やわらかく雲に溶けていく。

「よしっ、今日からハニャ活はじめます!」

その声に応えるように、庭の花たちがふわっと揺れ、やわらかな光が降りそそいだ。

ラファエルの癒しのことば(くぅちゃん)

「名前をつけることは、想いを形にすることなんだ。

だから、その名前を呼ぶたびに気持ちも育っていくんだよ。」

【今日のハニャンが見せた優しさと癒し】

活動に「ハニャ活」という名前をつけることで、もっと楽しく前向きに取り組もうとしました。

さらに、「今できること」を探し出し、くぅちゃんをよしよしして癒しました。

【今日のハニャンが学んだ優しさと癒し】

名前を持つことで、活動や想いに特別な意味が宿ることを知りました。

そして、行動は大きなことからではなく、「今できる小さなこと」から始められると学びました。

K.ハニョン癒しのあとがき

行動のきっかけは、ほんの小さな気づきや言葉から生まれます。

名前をつけたり、形にすることで、想いはより強く、続けやすくなるものです。

あなたも「今日からはじめる○○」と名付けて、小さな優しさを始めてみませんか?

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@tenshi_hanyan_official

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