雲の上の庭。
ハニャンはくぅちゃんを抱えて、もじもじしていた。
「優しさ集め活動…? 癒し癒される活動…? う〜ん、ちょっと長いなぁ…」
(名前があると、その活動はもっと特別になるんだがな…)
くぅちゃんの中に宿るラファエルの心の声が、そっと響く。
くぅちゃんはただ、静かにハニャンの腕の中で揺れていた。
ハニャンは空を見上げて、ぱっと笑顔になる。
「そうだ! ハニャンのする活動だから…ハニャ活! ハニャ活にしよう!」
名前をつけたら、胸の奥がふわっと温かくなる。
やりたい気持ちがぽんぽこぽんに広がっていく。
「ハニャ活って…何したらいいかなぁ?」
ハニャンは指を一本立てて、数えはじめた。
「えっと…にこにこ笑うのもハニャ活。
『大丈夫だよ』って言ってあげるのもハニャ活。
あっ! がんびったねって、よしよししてあげるのも大切なハニャ活!」
ハニャンはくぅちゃんをぎゅっと抱きしめて、耳をなでた。
「くぅちゃんはクタクタになるまでがんびって、本当にえらいね。よしよし…」
(ふふ…それも立派な優しさだ)
ラファエルの心の声が、やわらかく雲に溶けていく。
「よしっ、今日からハニャ活はじめます!」
その声に応えるように、庭の花たちがふわっと揺れ、やわらかな光が降りそそいだ。
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ラファエルの癒しのことば(くぅちゃん)
「名前をつけることは、想いを形にすることなんだ。
だから、その名前を呼ぶたびに気持ちも育っていくんだよ。」
【今日のハニャンが見せた優しさと癒し】
活動に「ハニャ活」という名前をつけることで、もっと楽しく前向きに取り組もうとしました。
さらに、「今できること」を探し出し、くぅちゃんをよしよしして癒しました。
【今日のハニャンが学んだ優しさと癒し】
名前を持つことで、活動や想いに特別な意味が宿ることを知りました。
そして、行動は大きなことからではなく、「今できる小さなこと」から始められると学びました。
K.ハニョン癒しのあとがき
行動のきっかけは、ほんの小さな気づきや言葉から生まれます。
名前をつけたり、形にすることで、想いはより強く、続けやすくなるものです。
あなたも「今日からはじめる○○」と名付けて、小さな優しさを始めてみませんか?
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