第66話 外出に不安を抱えるママへ|テオの「勇気の光」が背中を押す、はじめの一歩の物語

ある日の午前中。

ママはベビーカーを押しながら玄関の前に立っていた。

「外に出たいけど……泣いたらどうしよう。

授乳の場所、あるかな……。」

玄関のドアノブに手をかけたまま、動けなくなってしまう。

そんな様子を見ていたハニャンは、くぅちゃんに耳を寄せて小声でつぶやく。

「ママの心、ドキドキしてる……勇気が欲しいんだね。」

すると、くぅちゃんが優しく答える。

「ハニャン、テオを呼んでごらん。勇気の光は彼の得意分野だから。」

「うん!」

次の瞬間、眩しい赤い光とともにテオが現れた。

「呼んだか、ハニャン!」

元気いっぱいの声にハニャンはにこっと笑う。

「うん!ママが一歩踏み出せるように、勇気を分けてあげて!」

テオは胸を張り、手のひらを前に突き出す。

赤い輝きが光の羽のようになって、ママの背中をふわっと包んだ。

その瞬間、ママは深呼吸をした。

「……よし、大丈夫。赤ちゃんと一緒に、ちょっと行ってみよう。」

ベビーカーのタイヤがくるりと動き出す。

赤ちゃんは外の風に頬をすませ、キャッキャと笑った。

「すごい!ママ、出かけられたよ!」

ハニャンは羽をぱたぱたさせて大喜び。

テオはにっと笑って親指を立てた。

「勇気はな、誰かに押しつけるもんじゃなくて“背中をちょっと押す光”なんだ。

ママはちゃんと自分で一歩を踏み出したんだよ。」

「なるほど〜!勇気の光って、そういう力なんだね!」

ハニャンは目をキラキラさせながら、くぅちゃんに抱きついた。

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

不安で止まってしまったママの心に気づき、勇気を届けてくれる仲間・テオを呼んだ。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

勇気は「無理やり進ませるもの」ではなく、「背中を少し押す光」。

その小さな後押しで、ママは自分の力で一歩を踏み出せると学んだ。

K.ハニョンのあとがき

赤ちゃんとの外出は、ちょっとした勇気が必要です。

不安でいっぱいでも、ほんの小さな「大丈夫」の後押しで世界が開けることがあります。

今日のママの一歩が、赤ちゃんと過ごす新しい景色につながっていくのですね。

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