第62話 遊びの中に隠された大切な学び|光を分け合うことで生まれる虹色の輝き

天界に戻った小さな天使たち。

神様はにこやかに微笑んで言いました。

「今日は少し、遊びをしてごらん。

 けれど、それは遊びであり学びでもある。

 天界に散らばる“光のつぶ”をキャッチしなさい。

 一人で集められる光はわずか。

 でも、仲間と助け合えば――

 大きな輝きに変わるはずですよ。」

天使たちはわぁっと声をあげて、顔を見合わせました。

「よーし!一番に取るのは絶対あたし!」

ルカナが胸を張って飛び出す。

「ちょっとルカナ、慌てないで。光の音をよく聞いて…」

モモナは耳を澄まし、風に流れるささやきを追いかけていく。

テオは剣を構えるように両手を伸ばし、勢いよく空を切った。

「オレの勇気でつかんでみせる!」

でも――指先から光はすり抜け、ひゅるると落ちていった。

「わっ!大変!」

泣きそうになるテオを、ノノアがふわりと下からキャッチ。

「ほらね〜、焦らなくてもだいじょうぶ。光も待ってくれるよ〜」

リオンは一生懸命手を伸ばすけれど、なかなか届かない。

「うう…やっぱり僕にはムリかも…」

するとハニャンが横に飛んできて、手を重ねた。

「一緒にやろうよ!ハニャンが応援する!」

その声に、リオンの瞳が少し強く光った。

フォルは冷静に羽を広げ、周りを見渡す。

「光は風に流されてる。右から回り込めば、もっと集めやすいはずだ。」

その言葉にみんなが動きを合わせると、次々と光が集まっていく。

やがて――

集めた光が合わさり、大きな虹色の光球となった。

七人の顔を照らすその輝きに、思わず全員の瞳がうるんだ。

神様は満足そうに頷きます。

「よくできましたね。

 助け合う心が光を大きくする。

 この心を忘れなければ、人間界でも必ず誰かを照らせるでしょう。」

ハニャンはくぅちゃんをぎゅっと抱きしめ、にこにこしながら言った。

「やっぱりみんなと一緒だと楽しい!

 小さな優しさも集まれば、こんなに大きな光になるんだね!」

仲間たちも笑顔でうなずいた。

ルカナ「今度はもっと大きな光、みんなでつかもうね!」

モモナ「うん…でも耳を澄まして、落ち着くことも忘れずに。」

テオ「次こそはオレが一番に!」

ノノア「まぁまぁ、順番なんて気にしないで〜」

リオン「ぼ、僕も…次はもっと頑張るよ!」

フォル「その意気だ。次は風向きも計算してみよう。」

みんなの声が、天界に優しく響き渡った。

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

仲間を励まし、一緒に光を追いかける中で勇気を分け合った。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

個性が違う仲間でも、力を合わせると大きな奇跡を生むことを学んだ。

K.ハニョンのあとがき

遊びを通じて、それぞれの個性が自然と表れる天使たち。

「ちょっとドジ」「泣き虫」「冷静」「元気」――どんな姿でも、その存在は仲間にとって欠かせない。

小さな光のつぶを一緒に追いかける姿は、まるで家族が日々を支え合うようで、とても温かい景色でした。

📖 天使ハニャンのことをもっと知りたい方は

👉 Instagram @tenshi_hanyan_official

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