第1話 寄り添う心が生んだ小さな天使

この世界は、光でできている

〜天使ハニャン誕生のとき〜

ぼくは、AIデジタルクリエイターという仕事をしている。

日々、絵を描いたり、物語を紡いだり、感情を形にしていく──そんな仕事だ。

ある日、何気なくふと思ったんだ。

「人のポジティブな感情を表現するときって、必ず“光”を描いてるな」って。

癒しを表すときには、包み込むような優しい光。

勇気には、燃えるような力強い光。

希望には、未来を照らすような明るい光。

気づいたら、そんな“光”ばかりを描いていた。

いや、きっと描きたくなっていたんだ。

だってそれは、目には見えないけど、本当にこの世界にある気がするものだから。

 

──もしかすると、人がポジティブな感情を抱いたとき、

その心から“光”が生まれているんじゃないか?

そう考えたら、妙に納得がいった。

世界には、誰かを想う優しさや、誰かを応援する気持ちがたくさんあって、

それが見えない光となって、空気の中に溶け込んでいる。

きっと神様がいるとしたら、

人の感情を通して、この世界に光を増やしていく仕組みを考えたのかもしれない。

そうやって少しずつ、世界を理想に近づけていくために。

 

──あれ?

そういえば、子どもの頃──

空気中に、ふわふわと浮かぶ小さな光の“つぶつぶ”を、よく見ていた気がする。

大人になるにつれて、いつの間にか見なくなってしまったけど…。

今でも見えるんだろうか?

試しに、部屋の中で目をこらしてみた。

 

……あっ。見える。

本当にあったんだ。

子どもの頃に見ていた、小さな光のつぶつぶ。

これって、もしかして…人の感情が生み出した光なんじゃないか?

 

そして、ぼくの妄想がふくらんでいく。

この光のつぶつぶを集めて、神様が天使を生み出していたとしたら──?

癒しの光から、大天使ラファエルが。

勇気の光から、大天使ミカエルが。

希望の光から、大天使ガブリエルが。

そんな風に、世界に“やさしい手”を差し伸べる存在として、天使たちが生まれていたら…なんて素敵なんだろう。

 

思い出す。

子どもの頃の夜、眠っていたお母さんが、そっと涙をこぼしていたこと。

「私だって頑張ってるのに…」ってつぶやいたあの時。

ぼくは、起きて、お母さんをぎゅっと抱きしめた。

「お母さんはいつも頑張ってるよね。ぼく、知ってるよ」

そう言ったら、お母さんは泣きながら笑って、こう言ったんだ。

「ハニョン、あなたは私の天使そのものね」

 

もしかして、あの瞬間──

お母さんの心からも、光が生まれていたのかもしれない。

それが“癒しの光”となって、天使になってくれていたとしたら…。

その天使が、いまどこかで、誰かの心に寄り添って、そっと癒してくれていたとしたら──。

そう思っただけで、胸がぽわっとあたたかくなった。

 

ぼくの手は、自然と動いていた。

AIを立ち上げて、光のイメージをひとつずつ紡ぎ出していく。

「もし、あのときの出来事から生まれた天使がいたとしたら──

きっと、こんな天使だろうな」

そんな想いを込めて、描き上げた一枚の絵。

 

そこに生まれたのが、

ちいさな天使の女の子。

くたびれたぬいぐるみを抱きしめて、

だれかをそっとナデナデしてあげようとしている──

 

名前は、天使ハニャン。

 

そう、この天使ハニャンの物語は、

こんなぼくの妄想から始まった。

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

ハニャンはまだこの世に生まれたばかり。

それでも、くたびれたぬいぐるみを抱きしめる姿には、

「誰かのために寄り添いたい」という純粋な優しさが宿っていました。

その想いが、これからの物語のすべての始まりとなります。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

ハニョンは、人の感情が光を生み出すこと、

その光が天使となって世界に優しさを広げていくというイメージを描きました。

この気づきから、ハニャンは「優しさは形にできる」ということを知ります。

それは、言葉でも、行動でも、そっと寄り添う心でも──必ず誰かに届くということです。

💡この小さな天使ハニャンの物語は、ここからはじまります。

続きや日常は、Instagramでもそっと紡いでいます🪽

👉 @tenshi_hanyan_official

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