夜更け。
赤ちゃんが何度も泣き出し、ママは抱っこしながら声を震わせた。
「ごめんね…泣き止ませてあげられなくて…」
ミルクもあげた、オムツも替えた。
それでも泣き止まない赤ちゃんを前に、ママはだんだん自分を責めてしまう。
「私がダメだから、この子は泣き続けてるのかな…」
小さなため息とともに、ママはソファにもたれてウトウトと眠りに落ちていった。
ラファエルの夢
ママの夢に、優しい光をまとったラファエルが現れる。
その声はおだやかで、包み込むように響いた。
「赤ちゃんは理由なく泣くこともある。
言葉では意思疎通がまだできない赤ちゃんだが、
言葉を使えないぶん、大人よりも心を感じ取っているんだ。
泣いていても、それを受け入れて、
無償の愛を注いでくれる母親のぬくもりは、
赤ちゃんの心にしっかりと刻まれる。
ただただ愛を持って受け入れてあげるだけでいいんだよ。」
その言葉に、ママの頬を伝って涙がこぼれた。
「泣いていても…私の愛は伝わってるんだね…」
目覚めの朝
夢から覚めたママは、まだ泣き顔を見せている赤ちゃんを抱きしめた。
「泣いてても大丈夫。ママはここにいるよ。」
ハニャンもくぅちゃんをギュッと抱きしめて、赤ちゃんをナデナデ。
「ないてても…かわいいの」
パパも、寝室から顔を出して笑った。
「泣き声も元気な証拠だな。俺も抱っこしようか?」
その笑顔に、ママの心はふわっと軽くなる。
「泣いてもいい」「そのままを受け入れていい」
そう思えた瞬間、ママは自分を責める気持ちから解放されていった。
【ハニャンが見せた優しさと癒し】
泣く赤ちゃんを前にしても、ハニャンは「かわいい」と受け止めてくれた。
“泣き止ませること”より“愛してあげること”の大切さを示した。
【ハニャンが学んだ優しさと癒し】
泣き声を止めることが愛ではなく、泣いている姿をそのまま受け入れることこそが愛だと学んだ。
ハニョンのあとがき
赤ちゃんは泣くのが仕事。
「泣き止ませなきゃ」と自分を追い込んでしまうママはとても多いけれど、
泣いている赤ちゃんをそのまま抱いてあげるだけで、もう十分に愛が届いています。
泣き声に責められるのではなく、泣き声ごと愛してあげる――
その優しさが、ママの心も赤ちゃんの心も癒していきます。
今日も読んでくれてありがとう。
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