夜、赤ちゃんを寝かしつけたあと。
ママはソファに腰を下ろして、小さくため息をついた。
「赤ちゃんはかわいいけど……気づいたら一日が全部“赤ちゃんのため”で、自分の時間ってなくなっちゃったなぁ。」
そのつぶやきは、静かなリビングにふわりと溶けていった。
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雲の上で、その様子を見ていたハニャンは胸に手を当てた。
「なんかね、くぅちゃん。ママの笑顔がちょっと減ってる気がするの……。もしかして、自分の時間がないからかな?」
くぅちゃんの中から、ラファエルの落ち着いた声が聞こえてくる。
「そうかもしれないなぁ。ママが笑顔でいられるためには、“ママ自身を大切にする時間”も必要なんだ。」
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次の日の朝。
パパがコーヒーを片手にママへ声をかけた。
「今日は俺が赤ちゃんと過ごすから、ママはちょっと自分の時間にしておいでよ。」
ママは驚いたように目を瞬かせる。
「えっ……いいの?」
「もちろん。ママがリフレッシュして笑顔でいてくれることが、赤ちゃんにとっても一番なんだから。」
その言葉に背中を押され、ママは久しぶりに実家へ出かけた。
お母さんに甘えてのんびり過ごすうちに、張りつめていた心がゆるんでいく。
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そして別の日。
パパが赤ちゃんにミルクをあげている横で、ママは赤ちゃんの成長記録ノートを開いた。
写真を貼ったり、小さな手形を残したり。
それは「赤ちゃんのための記録」でありながら、ママにとって「自分の楽しみの時間」にもなっていった。
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その夜、ハニャンが目を輝かせてくぅちゃんに話しかけた。
「ねぇ見て!ママがリフレッシュして、また笑顔になってるよ!
その笑顔が赤ちゃんに届いて……赤ちゃんもにこにこ。優しさがぐるぐる回ってる!」
くぅちゃんはふわりと微笑んだ。
「そうだなぁ。少しの余裕が、家族みんなの空気を変えていくんだ。ママの時間は、みんなの幸せにつながる時間なんだよ。」
雲の上に、やさしい光の輪が広がっていった。
【ハニャンが見せた優しさと癒し】
ハニャンは「ママが笑顔でいられること」を大切に思い、ママ自身の時間の必要性に気づきました。
その想いがラファエルを通してパパに届き、ママが心をゆるめる時間を持てたのです。
【ハニャンが学んだ優しさと癒し】
「自分の時間を持つこと」も、家族の優しさの循環につながる大切な要素だとハニャンは学びました。
リフレッシュした笑顔は、赤ちゃんにもパパにも優しさとして返っていくのです。
🌸 ハニョンのあとがき
子育て中のママにとって、「自分の時間がない」という悩みはとても大きなものです。
けれど、少しの工夫と周りのサポートで、自分を大切にする時間は作ることができます。
ママが自分をいたわることは、わがままでも selfish なことでもなく、
「家族みんなを幸せにするための優しい選択」なんだと、僕は伝えたいです。
どうか今日も、あなたに小さな自分時間がありますように。
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