第63話 対岸へと続く“光の道”に、7人の心がひとつになる瞬間

天界。

神様がにこやかに声をかけた。

「さあ、今日は“光の道をつなぐゲーム”をしてごらん。

それぞれの光を少しずつ出して、ひとつなぎにしてみるのだよ。

協力すれば、きっと虹色の橋になるはずだ。」

7人の小さな天使たちは顔を見合わせて、ワクワクした表情を浮かべた。

「よーし、ハニャンがんばる!」

「オレが先頭をやる!」と、テオが胸を張る。

最初は順調に光がつながっていった。

けれど、途中でリオンの光がふるふると揺れてしまった。

「ごめん、ぼくの光が弱くなっちゃった…」

リオンは俯いてしまう。

「大丈夫!リオンくん、ハニャンの光を少し分けるね!」

ハニャンがにこっと笑って手を伸ばした。

「聞こえるよ、“つなげば届く”って声が…!」

モモナが耳に手をあて、落ち着いた声で仲間を励ます。

「私たちならできるわ!」とルカナが力強く呼びかける。

「あと少しで虹の形になるはずよ!」

「みんなで息を合わせようよ〜♪」

ノノアがのんびり歌うように言うと、空気がふっと柔らかくなる。

フォルは冷静に観察して、

「道が少し右に傾いてる。…よし、位置を整えれば安定するよ。」

とアドバイスを送った。

その言葉にみんなが頷き、再び光を合わせる。

「つながったー!」

ハニャンが歓声をあげると、光の道は一気に輝きを増し、

虹色の橋が空にかかっていった。

7人は手を取り合い、声をそろえて叫んだ。

「やったー!」

その瞬間、神様の優しい声が響いた。

「それぞれの個性があったからこそ、ひとつの大きな光になったのだよ。

違いを認め合い、支え合うこと。

それが仲間と力を合わせるということなんだ。」

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

仲間が弱った時に、自分の光を分け与えようとした。

その思いやりが、みんなを勇気づけた。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

「一人ひとりの違いは弱さじゃなく、強さになる。」

仲間の声や支えがあるからこそ、道は最後まで完成する。

K.ハニョンのあとがき

仲間と一緒に取り組むとき、大切なのは完璧さではなく「お互いを支え合うこと」。

誰かの弱さを補い合い、違いを力に変えていくと、想像もしなかった大きな光が生まれます。

ハニャンたちの虹色の橋は、その象徴なのかもしれませんね。

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