第61話 7人の小さな天使たちが、それぞれの学びを持ち寄り未来へつなぐ天界での報告

天界の玉座の間。

柔らかな光に包まれた場所に、7人の小さな天使たちが集まっていた。

神様がゆったりと微笑む。

「さぁ、今日はみんなが人の世界を見に行って学んだことを聞かせておくれ。」

天使たちは順番に前へ出て、胸を張って報告を始めた。

最初に立ち上がったのはハニャン。

「ママと赤ちゃんを見てね、笑顔が笑顔を呼んでいく“優しさの循環”があるって分かったの!」

羽をぱたぱたさせながら、一生懸命に伝える。

次に出てきたテオくんは、少し照れながらも力強く言った。

「人は勇気を出すと、誰かの背中を押せるんだって思った。小さな一歩でもすごいんだ。」

モモナちゃんは耳に手をあてながら、静かな声で続ける。

「人の心の奥には、かすかな声があってね。小さなささやきでも、とても大切なんだと思ったの。」

ルカナちゃんは目を輝かせて、笑顔で言った。

「希望の光はね、人を前に進ませる力になるの!小さな希望でも大事にされてたよ。」

ノノアくんはのんびりとした声で、にこにこ話す。

「人が調和していると、安心して笑えるんだよ。みんなが仲良しだと心もあったかくなるの。」

リオンくんはちょっぴり泣き虫だけど、一生懸命に伝える。

「涙ってね、ただ悲しいだけじゃなくて…誰かの心を温かくするんだって気づいたんだ。」

最後にフォルくんが古びた本を抱えて前に出る。

「知識や言葉って、人の心を助ける知恵になるんだ。優しさと一緒に伝えると、大きな力になるんだよ。」

仲間の報告に、みんなが「へぇ〜!」「すごい!」と驚いたり、「ぼくもそれ見てみたい!」と笑い合った。

その光景はまるで、7色の光がひとつに重なって輝くようだった。

神様は頷きながら言葉を贈った。

「それぞれが学んだ小さな気づきは、光となって人の世界を照らしていく。

これからも協力し合って、その光を大きくしていくのだよ。」

天使たちは声を揃えて「はい!」と答えた。

胸の奥にぽかぽかと光を抱きながら――次の学びに向かって羽ばたこうとしていた。

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

仲間と一緒に、自分が学んだ「笑顔の循環」を報告した。

その気づきを共有することで、7人の天使たちの学びがさらに広がっていった。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

自分だけでなく、仲間それぞれが大切な気づきを持ち寄ると、それはひとつの大きな光になる。

「優しさは一人よりも、みんなで分かち合うことで大きくなる」と学んだ。

K.ハニョンのあとがき

7人の小さな天使たちは、それぞれ人の世界を見て学んだことを持ち寄りました。

一人ひとりの気づきは小さくても、それが集まると大きな光となって世界を優しく照らすのです。

家族でも友達でも、誰かと優しさを分かち合うと、それは必ず周りに広がっていく。

ハニャンたちの学びは、これからの物語に大切な光を加えてくれることでしょう。

📖 天使ハニャンのことをもっと知りたい方は

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