第55話 思い出は特別な日だけに残るわけじゃない|日常の中でこそ家族の宝物が育まれる

ある日の夕方。

パパとママと赤ちゃんは、特別な予定もなくリビングでくつろいでいた。

パパは赤ちゃんを抱っこして「いないいないばぁ!」。

ママはその横でお茶を飲みながら、嬉しそうに笑っている。

赤ちゃんはキャッキャと声をあげて笑い、その笑顔につられて2人も笑う。

「なんだか、特別なことは何もしてないのに…幸せだね。」

ママがぽつりとつぶやいた。

雲の上から見ていたハニャンは、胸をぎゅっと押さえてにっこり。

「パパもママも赤ちゃんも…みんな一緒に笑ってる!

 こういう時間が、ほんとの宝物なんだね!」

くぅちゃんが穏やかに言葉を添える。

「そうだな、ハニャン。

 人は特別な出来事よりも、日々の何気ないひとときに一番の幸せを見つけるんだ。

 その小さな幸せの積み重ねが、家族の絆を強くするんだよ。」

「うん!ハニャンも、そんな幸せをいっぱい見守りたい!」

ハニャンは羽をぱたぱたさせながら、赤ちゃんに優しい光をそっと降り注いだ。

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

家族3人が笑い合う“何気ない時間”を見守り、その時間の大切さを光で包み込んだ。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

特別な出来事ではなく、日常の小さな幸せこそが宝物であり、家族の絆を深めることを学んだ。

K.ハニョンのあとがき

家族で過ごす日常のひとときは、当たり前に思えて実はとても特別な時間です。

笑い合ったり、ただ一緒に過ごしたりするだけで、心は不思議なくらい温かくなります。

ハニャンもその“宝物の時間”を大切に見守りながら、次のステップへと進んでいきます。

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