第46話 赤ちゃんを連れての初めての外出|トラブルもあったけど“優しさ”が道をひらいた物語

ある日の午前中。

ママは玄関の前で深呼吸をしていた。

「よし……今日は思い切って赤ちゃんと一緒に外に出てみよう。」

でも胸の奥はドキドキ。

「もし泣き出したらどうしよう…授乳の場所は…オムツ替えは…」

不安が押し寄せてくる。

そんなママの背中を、ちいさなハニャンがそっと見つめていた。

「ママ…だいじょうぶ。外にはきっと優しさも待ってるよ…」

そのとき、赤ちゃんがふいにキャッキャとはしゃぎ出し、外の方を指差した。

その無邪気な仕草に背中を押されるように、ママは一歩踏み出した。

街に出ると、やっぱり心配していたことが次々と起こる。

🌸 ベビーカーでお店のドアの前に立ったとき

ハニャンは「誰か気づいて〜」と必死に手を振った。

すると近くにいた女性がすぐに駆け寄り、にこっと笑ってドアを開けてくれた。

「どうぞ、お先に。」

「ありがとうございます…!」

ママの胸がじんわり温かくなる。

🌸 狭い道を通ろうとしたとき

ハニャンはパタパタと羽を広げて「ここにママがいるよ」と知らせようとした。

すると、前から歩いて来た人がスッと端に寄って、にっこり笑って道を譲ってくれた。

🌸 赤ちゃんがぐずり始めたとき

ハニャンは一生懸命「よしのこぽんぽん、なでぽよ〜ん!」と呪文を唱えた。

すると隣にいたおばあちゃんが赤ちゃんの顔を覗き込み、やさしく声をかけてくれた。

「かわいいねぇ、がんばってるね。」

赤ちゃんは不思議と落ち着き、ママの心も軽くなった。

🌸 授乳やオムツ替えをどうしようかと不安になっていたとき

ハニャンは「あの人に気づいてほしいな」と願うようにママを見守った。

すると、同じくらいの赤ちゃんをベビーカーに乗せた女性が声をかけてくれた。

「もし良かったら、あっちに授乳室がありますよ。」

「ほんとですか?ありがとうございます!」

ママはほっとした笑顔になった。

家に帰る頃、ママはふと思った。

「心配していたこと、ちゃんと起きたけど……その度に誰かが助けてくれて、赤ちゃんのこともいっぱい可愛がってもらえた。」

ハニャンはくぅちゃんに顔を寄せて小さくつぶやいた。

「ママ、やっぱりひとりじゃなかったね。優しさって、外に出たらいっぱい待ってたんだね!」

くぅちゃんは心の中でうなずいた。

『ハニャンが一生懸命に動いて、優しさを引き寄せていたんだよ。…ほんと、成長してるなぁ。』

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

・ママの不安をそっと感じ取り、勇気を出して背中を押した。

・優しい人に気づいてもらえるように一生懸命行動して、ママの外出を支えた。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

・世の中には“困ったときにそっと手を差し伸べてくれる人”がたくさんいること。

・その優しさを信じて一歩を踏み出すことで、不安は和らいでいくということ。

K.ハニョンのあとがき

赤ちゃんとの外出は、ママにとってとても大きなチャレンジです。

でも不安を抱えながらも一歩を踏み出したとき、必ず周りの優しさが支えてくれる瞬間があります。

その積み重ねが、ママの心を少しずつ軽くしていきます。

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