第34話 子育てで見つけた“優しさの循環”|ありがとうがめぐると、家族はもっと幸せになる

夜。

ママは赤ちゃんを寝かしつけたあと、ふとソファに腰をおろして小さくつぶやいた。

「毎日たいへんなことも多いけど……最近、なんだか心があったかい気がするな。」

思い返せば――

夜の子守唄で少し眠れたこと。

パパが「ママ、少し休んでいいよ」って気遣ってくれたこと。

孤独な気持ちに寄り添ってくれる言葉。

家事を一緒にやってくれたこと。

身体を気遣うマッサージや小さなプレゼント。

どれも小さなことだけれど、ママの心をやさしく包み込んでいた。

ハニャンは、くぅちゃんを抱きながら首をかしげた。

「なんでだろ……どのお話もぜんぶ、似てる気がするの…」

そのとき、くぅちゃんの中からラファエルのやさしい声が聞こえた。

「それはね、ハニャン。

 “与える優しさ”と“受け取る優しさ”。

 その二つがあってはじめて、家族の中で愛が循環するんだ。

 パパもママも赤ちゃんも、その循環の中で支え合っている。

 だから、愛は育っていくんだよ。」

ハニャンの目がキラキラっと輝いた。

「そっかぁ!

 優しさって、まるでぽんぽこぽんみたいに回っていくんだね!

 ママがパパに“ありがとう”って言って、

 パパが赤ちゃんをあやして、

 赤ちゃんが笑って、ママがまた癒されて…。

 ぐるぐる、ぽんぽこぽんって回って、愛がどんどん大きくなるんだぁ!」

ハニャンは嬉しくなって、くぅちゃんをギュッと抱きしめた。

くぅちゃんはくったりとした体をあずけながら、心の中でそっと微笑んでいた。

ママは赤ちゃんを胸に抱き寄せて、優しくつぶやいた。

「この子がいてくれるだけで、もう幸せだね。」

その声を聞きながら、ハニャンの胸の奥にもぽかぽかとあったかい光が広がっていった。

【ハニャンが見せた優しさと癒し】

・小さな行動が積み重なって「優しさの循環」になっていくことを伝えた。

・それを“ぽんぽこぽん”という幼い言葉で表現して、愛の広がりを可愛く届けた。

【ハニャンが学んだ優しさと癒し】

・優しさは一方通行ではなく、受け取ることでも広がっていく。

・「ありがとう」という言葉や笑顔が循環を生み、家族愛を深めていくことを学んだ。

🌸 ハニョンのあとがき

子育ては「与えることばかり」だと思いがちですが、実は「受け取ること」もとても大切です。

パパからの気遣いを「ありがとう」と受け取り、赤ちゃんの泣き声を「かわいいね」と受け止める。

その小さな受け取りが「優しさの循環」になり、家族の絆を深めてくれます。

どうか今日も、あなたの家族に優しさがぽんぽこぽんと巡りますように。

🌟 天使ハニャンのことをもっと知りたい人は

👉 天使ハニャン公式Instagramアカウント

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次