ドアの向こうから届いた優しさ
〜気づいてあげるって素敵〜
病院の廊下を歩いていたハニャン。
ふと、耳に届いたのはこんなやりとりだった。
「おじいちゃん、どうぞ。」
「おお〜、ありがとう。ボクは優しい良い子だねぇ。こんな見ず知らずの私のためにドアを開けてくれるなんて。」
声のする方を見ると、杖をついた足の不自由そうなおじいちゃんと、小さな男の子が立っていた。
その男の子は、ドアの前でおじいちゃんが来るのを待ち、にこっと笑ってドアを開けてあげたのだ。
「だって、おじいちゃん歩くのも大変そうだし、ドア開けるの大変そうだと思ったから。」
男の子はそう言って、当たり前のように微笑んだ。
ハニャンはくぅちゃんの方を向いて、目を輝かせながら言った。
「あっ!?くぅちゃん、なんか赤ちゃんが泣いてメッセージを送るみたいに、世の中にはいろんな場面に“誰かの優しさを必要としているメッセージ”がある気がする!
きっとあの男の子は、おじいちゃんのメッセージに気がついたんだね!
何気ないところからそのメッセージに気づいてあげられるって、すっごい素敵!」
くぅちゃんはハニャンの成長を感じて、やわらかく頷いた。
「そうだね。ママと赤ちゃんの秘密の会話をヒントに、新しい優しさを見つけたんだね。
これから見るママと赤ちゃんの優しさや癒しは、やがて大人になっていく人たちの心に残る。
そして、その優しさがまた別の誰かを助ける…そうやって、優しさは巡っていくんだよ。」
ハニャンは胸をぎゅっと押さえて、小さく笑った。
「優しさって…あったかいね。」
【ハニャンの見せた優しさと癒し】
・小さな男の子の行動に共感し、その素敵さをくぅちゃんに伝えた。
・優しさの“気づき”を、赤ちゃん以外の場面にも広げた。
【ハニャンが学んだ優しさと癒し】
・優しさは、行動するだけじゃなく“気づいてあげる”ことから始まる。
・日常の中には、優しさを必要としているメッセージがあちこちに隠れている。
K.ハニョンのあとがき
優しさは、目立つ場面だけにあるわけではありません。
ほんの小さな出来事の中に、相手を思いやる気持ちは隠れています。
そして、それに気づける心は、あなたの中にもきっとあります。
今日、誰かの“メッセージ”に気づいてあげられる一日になりますように。
📖 ハニャンのことをもっと知りたい方は
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