ママと赤ちゃんの毎日をこっそり見守っていたハニャン。
ある日、病院の個室から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。
「くぅちゃん、赤ちゃん…泣いてるよ！」
慌てて顔を向けるハニャンに、くぅちゃんが優しく言った。
「そうだよ。泣くのは“助けて”っていう赤ちゃんのメッセージ。
それだけじゃなくて、ママのことが大好きで大好きで、
『くっつきたいよ〜』っていう赤ちゃんからママへの愛情表現でもあるんだ。」
「愛情表現…？」
ハニャンの瞳がまんまるになる。
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ママがベッドから起き上がり、泣いている赤ちゃんを抱き上げた。
その瞬間、泣き声は少しずつおさまり、
赤ちゃんは安心したようにママの胸に顔をうずめた。
「ほらね、泣き止んだでしょ？」
くぅちゃんが微笑む。
「ほんとだ…赤ちゃん、ママにくっつけて嬉しそう…」
ハニャンの胸の中に、じんわりとあたたかいものが広がった。
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【ハニャンの見せた優しさと癒し】
赤ちゃんの泣き声にすぐ反応して駆けつけようとする気持ち。
そして泣き声の意味を知って、もっと優しく見守ろうと思えたこと。
【ハニャンが学んだ優しさと癒し】
泣き声は“困った”だけじゃなく、“だいすき”のメッセージでもある。
そのサインを温かく受け止めることが、赤ちゃんの安心と笑顔につながる。
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K.ハニョンのあとがき
子育てをしていると、泣き声が続いて不安になったり、
心が疲れてしまう瞬間もあります。
でも、その声の中には「あなたが必要」「あなたが好き」という
小さな愛のサインが隠れています。
どうか、その温かい意味も一緒に受け止めてあげてくださいね。
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